お知らせ

 独立行政法人労働者健康安全機構では、労働災害の発生状況や行政のニーズを踏まえ、労災補償政策上重要なテーマや新たな政策課題について、時宜に応じた研究に取り組んでおります。「労災疾病等医学研究普及サイト」では、これまで実施してきた研究成果について掲載しています。

 今回は「両立・職場復帰支援(糖尿病)」についてのご紹介です。

 就労している糖尿病患者へのアンケート調査結果では、糖尿病であることで約半数の方が就労上困っていることがあると回答しています。具体的な内容としては、「仕事で食事時間が不規則」になるとの訴えが22%と最も多く、「宴会や接待に出にくい」との意見も8.6%となっています。また、意識障害などを起こす可能性のある「低血糖」の問題は7.4%、「インスリン等を打ちにくい」が6.3%。その他、糖尿病の症状である「トイレが近い」が10.5%、合併症の影響による「視力低下」が8.5%となっています。

 ○「研究報告 方法と対象」について
 ○「結果」について

 この研究の患者アンケート調査は,中部ろうさい病院糖尿病センター受診中の糖尿病患者、及び近隣実地医家受診中の糖尿病患者を対象に447人が回答(第1次調査)、また、横浜労災病院等受診中の糖尿病患者、及び中部等近隣実地医家受診中の糖尿病患者を対象に1,301人が回答(第2次調査)しています。