お知らせ

 独立行政法人労働者健康安全機構では、労働災害の発生状況や行政のニーズを踏まえ、労災補償政策上重要なテーマや新たな政策課題について、時宜に応じた研究に取り組んでおります。「労災疾病等医学研究普及サイト」では、これまで実施してきた研究成果について掲載しています。

 今回は平成30年7月から新たに開始した「職業関連癌研究」についてのご紹介です。

 先日、フリーアナウンサーの小倉智昭さんが膀胱がん治療のため膀胱全摘術を受けることを発表しましたが、膀胱癌の治療は手術や全身化学療法のように侵襲性が高く、再発時には頻回の治療が必要で、その診療には多大な時間と医療費が必要です。
 また、膀胱癌は遺伝的素因や職業・環境因子が重要とされる疾患です。
 このため、当機構の病職歴調査で取得した情報を用いて職業歴、喫煙や飲酒、生活習慣病といった環境因子を解析するとともに、膀胱癌の患者さんの血液ゲノムを解析し、膀胱癌の早期発見や労働作業環境の改善につなげ、勤労者ひいては国民に対する膀胱癌対策の推進に貢献するための研究を行います。

詳しくは以下のリンクからご覧ください。
     http://www.research.johas.go.jp/shokugyo2018/

病職歴調査について詳しくはこちら
     http://www.research.johas.go.jp/bs/index.html